給料(サラリー)お金とは人間にとって切っても切れない永遠のテーマです。
自分の仕事で貰っている給与額が妥当な数字なのか?
適正年収と自分の給料が見合っているのかなど気になった事ってないですか?
今回は、アメリカ現地で働く職種別適正年収を調べる方法についてまとめます。
実際に自分の頂いている給与が適正なお給料なのか一度は気になった事てない?
知りたい!自分のお仕事でもらえるお金って実際どれ位なんだろう!!
アメリカの給与形態の仕組みについて
アメリカの給料日は、月2回が一般的です。
うちの旦那さんの場合は、毎月7日と21日の2回。
支給日は会社によって異なりますが、今まで三回転職してきた旦那のお給料形態は全て月2回でした。
お給料の他に、毎月の交通費が別で支給されます。
これは旦那の場合営業先が異なる為車を使って様々な場所へ移動する仕事なのでガソリン代の支給は毎月申請ベースで別途支給になっています。
日本とアメリカでの給与形態の違いは?
年齢給がない
日本は勤続年数によってまだまだ年功序列の給与形態が多くみられます。同じ職種でも、会社によってまたは個人によってもお給料の幅が異なります。
しかし、アメリカは基本的に人によってお給料が異なるという考え方よりも職種や住んでいる場所によって給料ベースが決まります。
これはどういう意味かと言うと、日本ももちろん東京などの首都圏でのお給料と郊外での給料が異なりますが、事務職などの固定給料のお仕事の場合(インセンティブ等が発生しない場合)、会社ごとによってお給料の幅があったりします。
しかし、アメリカは、移民の国非常に多くの人種や民族が住んでいます。
一人ひとりを管理するというような考え方はなく全て実力主義という平等な考え方が一般的です。
勤続年数によってお給料が変化するという事はありませんが、もちろん学歴や職歴は重視されます。
その為、経験という意味では長期に渡り同じ仕事をしている場合はお給料のベースはもちろんアップします。
それはあくまで、何年その仕事をしていたのかではなくどれだけの経験とスキルがあるかという事です。
特別な場合を除き、学歴は相等の経験で置き換えることができることが多いと思います。
逆に、Bachelor Degree(四年制大学を卒業して得られる学位)にこだわり、能力が伴わないのであれば本末転倒です。
※実際、大学で degreeを取ったものの、仕事がない人はたくさんいます。
住んでいる地域や職種、主に職種に紐づいてお給料のベースがしっかり決められている事が一番の違いだと思います。
職種を聞くと大体お給料が分かるという何ともシンプルで分かりやすい給料形態になってます。
アメリカの履歴書には年齢を記載しません。
また、定年と言う概念もありません。
年齢によって給与形態が左右されるということはありません。
個人のスキルが相手の企業の求めるスキルに達していれば、誰でも仕事を手に入れられるという非常に平等な求人媒体の背景があります。
逆を言うと、企業が求めるスキルに似合わない場合は簡単に首になります。
残業という概念がない
もちろん、職種によって残業が発生することはあります。残業が全くない仕事もありますが、日本と同じように管理職になるなど重要な任務がある場合残業や休日出勤などが全くないという事ではありません。
しかし、日本の様な過労や残業が多いのにお給料が極めて少ないなどというような事はありません。
労働条件も最初からしっかり決められており、給料や雇用形態など定まった契約をお互い交わします。
アメリカでは、定時に仕事を終えて真っ先に家に帰る人が多いです。
Work from Home(ワーク フロム ホーム)がある
また職種にもよりますが、"Work from Home(ワーク フロム ホーム)"と呼ばれる家から仕事をしても良い日にちが会社や自分の所属する部署で決まっていて、日本よりよりフレキシブルで働きやすい仕事背景があるのも特徴的です。様は、仕事でしっかり成果を出していれば、それ以外の時間は特に何をやっていても自由に出来る時間が多く日本の様な必ず週40時間デスクワークをしなければいけないなどの厳しい勤務体系の背景はありません。
義理の妹は、アナリストの仕事をしており、義理の父はプログラマーの仕事をアメリカ企業でしています。
2人とも、リモート(パソコンでの遠隔操作)で仕事をすることが可能な為、妹の場合は毎週金曜日が"Work from Home(ワーク フロム ホーム)"となっています。
義理の父親の場合は、管理職の為申請ベースで自由に家から仕事が出来ています。
義理の父親の場合は、両腕を引っ越しの際に不注意で同時骨折してしまった過去があります。
約2ヶ月以上家で安静となりギブスをはめていました。
不幸中の幸いですが、約2ヶ月家からそんな状況でも仕事が出来ていて非常に融通が利き、通常通りお給料が支払われていました。
週末の金曜日は既にオフモード
また金曜日の午後になると、メールを確認しなかったり来週の仕事に回す人など既に週末の準備でオフモードでお仕事されている人々も良く見かけます(笑)。以前もお話ししましたが、金曜日の午後にカスタマーセンサーに問い合わせをしても来週に回されたり既にもう今週は仕事しないからまたかけ直してと言われたりすることも日常多く目にします。
管理職でも平気で首になる
例を出してみます。義理の妹が働いていた会社での出来事ですが、上司が部下の給料などを決める評価制度がアメリカでもあります。
気の合う上司の場合は仕事がしやすいと思いますが、すべての職場が優遇されるような良い環境とは限りません。
義理の妹の場合は、仕事に関係ない事(どうでも良い事)。
会社にみんなでシェア出来るスナックブースがあります。
お菓子が置いてある要は日本でいう給湯室のような場所です。
そこに置いてあるちょっとしたチョコレートやお菓子は、会社が支給してくれて働いている社員の為に用意されています。
大量に持ち帰るというようなマナー違反はもちろん良くありませんが、休憩時間にちょっと食べたり帰りの電車で食べるなど用途は人それぞれだと思います。
私の妹は、家族の為に時々チョコレートを二つ程家に持って帰っていました。
しかしそんなどうでも良い事をいちいち上司に注意されたり、仕事と関係ない事で部下に自分のストレスのはけ口となり八つ当たりをしていました。
その結果、その部署はすぐに沢山の部下が辞めてしまいました。
そのような背景から、その上司は部下からの評価により首になりました。
日本でいう部下だから上司のおかしな行動を指摘できないというおかしな社会背景はありません。
また日本の様な接待などという仕事以外での付き合いもあまりない為、仕事は仕事・プライベートはプライベートとしっかり分けて仕事をしている人が多く仕事をする上ではアメリカの方がドライでフラットな働きかたが出来ると思います。
どうやって自分の給料の相場を知るのか?
上記のような背景からも分かる通り、アメリカでは職種と住んでいる場所によって適正年収が簡単に調べられます。日本でも比較的そうではありますが、アメリカの方がよりシビアです。
これは逆にどういう事かと言うと、同じ仕事を永遠続けていてもその仕事自体の給与形態が決まっている為に将来同じ仕事をしていてもほとんど大きい昇給は見込めないという事です。
例えば、Fast Food Cook(ファーストフード店の調理スタッフ)のアメリカでの平均年収は、現在のデータで$20,442です。
自分の現在のお給料に満足いっていないのであれば、自分の希望する仕事に就く為のスキルを付けて転職をすればいくらでもあなたの将来の道を開くことが出来るのです。
実際に自分のお給料が見合っているかを調べてみましょう
引用:salary.comsalary.comというサイトがあります。
Jobs by Salary Rangeのページを選び、Click a salary category to find jobs in your target salary rangeから相場の給与金額を選びます。
Categoryから自分の職種を選びます。
例えば、私の前職(勤続年数8年の給与事務 Human Resources)を例にとって見てみましょう。
Human Resources(INCOME LEVEL ALL)のページのBenefits Administrator III(Experience勤続年数 4-7)のこのカテゴリーとなりアメリカの平均年収は、$71,351になります。
Benefits Administrator IIIをクリックすると、アメリカの地図が出てきます。
右上のBOXに表示されているのはアメリカ全土の平均年収です。
上記の地図の中から、自分の住んでいる地域を選択すると、私の住んでいる地域の的確な適正年収を調べることが出来ます。
家の近くを選んでみると、$86,576と表示されます。
このようにアメリカ全土の平均年収とはかなり差が生じます。
※アメリカは非常に広大な為、住んでいる地域でかなりの地価や年収が異なります。
注意:また物価や地価が旧高騰しているここベイエリアの給与は年々右肩上がりです。
(その年その年でデータが異なりますので必ずその都度調べましょう)
〇先ほど例に出したファーストフード店での調理スタッフの場合は、https://www1.salary.com/Fast-Food-Cook-Salary.htmlになります。
〇私の住むベイエリアに多い職種IT関係(IT-All)の場合は下記のようになります。
https://www1.salary.com/IT-salaries.html
上記の中から自分の職種を見つけましょう!
まとめ
日本での経歴はアメリカの経歴と同等に評価される訳ではないかもしれませんが、もちろん自分の大切な職歴はアメリカでも同じように表記が出来、就職活動の際の大切な情報の一つになります。
職歴の勤務年数そしてキャリアスキル・学歴を加味して必要人材をマッチさせて選ばれます。
今回のケースは、あくまで現地で仕事をしている人(シチズンやグリーンカード保持者等)の場合の給与形態の調べ方になります。
駐在員の適正年収とはまた別になりますのでお間違えの無いように!
語学学校の先生が私の前職HR(ヒューマンリソースマネージメント)と聞いた時にビックリされました。
『給料が高い仕事だ』と言われて、キョトンとした記憶があります。
もちろん、社会保険関係の知識など専門スキルが必要な仕事ではありますが、日本での求人募集は一般事務に含まれまたお茶くみをしている他の事務員や定時であがれる事務員と同じ給与テーブルでした。
毎年年末は特に忙しく、年末調整があるので約直近3ヵ月はほとんど終電間際まで仕事をする日々が続きました。
正月も休みが取れず周りと休日を合わせることが出来ない仕事でした(給与確定データを銀行に発信する為銀行の営業スケジュールに合わせる必要がある為)。
残業が多く、休日出勤も当たり前の個人が負担するストレスが大きい仕事でした。
(余談ですが上記のような背景から私は8年勤務した会社で、不眠症を患い退職し結婚を理由にアメリカに渡米したのですが。)
日本にいる時私は自分の仕事についてあまり意識がありませんでしたが、アメリカに来てこのように一つ一つの仕事にしっかりと似合った給料が提示されているのを見て自分のやってきた仕事により自信を持つことが出来ました。
ちなみに、建築(大工)関係の仕事も日本ではあまり高給取りのお仕事というイメージがありません(経営者や上の職務の方は違うかもしれませんが)。
アメリカでは大工仕事(Carpenter)は高いお給料の仕事だとアメリカ人の先生が言っていて非常に驚きました。
個人的なイメージなのですが、大工の仕事は労働が非常にキツイのにお給料がそれにあってない気がしていたので日本だと重労働のイメージを持っていました(将来的に体を壊しやすそうな気がした為)。
国によっても職種のお給料は全く違い、自然が多く力仕事で大変なスキルを伴う大工の仕事は日本よりもより重宝される特別な仕事のような位置づけの様です。
IT関係の仕事だけが日本よりもより高給取りというイメージが先行しているかと思いますが、実際に調べてみると仕事それぞれに色々な給与形態があり、住んでいる地域によっても求められる仕事が違うのです。
アメリカのテーブルだけを見ると日本よりも給料形態が良いように映るかもしれませんが、それだけ地価も高く日常にかかる費用は非常に高く生活水準も高いです。
今回は、アメリカでの適正年収の調べ方についてまとめました。
アメリカって言っても本当に広いから全然給与の金額が違うんだね!
金額だけ見て給料が高いと思うのは大間違いだよ!それ以上に日常の生活にかかる金額も日本に比べて凄くお金がかかるよ!!
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