アメリカと言っても本当に広い!住む場所によって全然生活習慣が変わります。
日本ではあまり住みやすい地域や住みにくい地域がそれほどないかもしれませんがアメリカは住む場所によっても住みやすさが変わってきます。
今回は、アメリカで日本人が住みやすい地域とは一体何処なのか?移住や引っ越しを考える上で参考になる様なアメリカ生活約13年目の私が実際に経験を基に現地情報をシェアしたいと思います。
日本人が多く住む地域では、日本語でのサポートや日本食材が手に入りやすい環境が整っています。
例えば、カリフォルニア州のロサンゼルスやトーランス、ニューヨーク州のニューヨーク市などが挙げられます。
私はアメリカに移住して日本人コミュニティーに参加せず約10年サンノゼ現地のアメリカ人に混じって生活をしていたのですが1年前に引っ越しをしてサンノゼよりも日本人が多い地域に移りました。
それだけでも現在の生活は凄く住みやすくなり日本人が多い地域に住むメリットは日本語や日本人の知り合いを増やすというメリットだけでなく、日本で馴染みのある商品や食品が手に入りやすくなり種類も豊富で安いという大きなメリットがあります。
日本人コミュニティーに参加しなくても日本人に馴染みの深い日本食材等が手頃な値段で手に入るのでアメリカに居ながら日本に居るような生活が送れます。
また日本人が多い地域には、子供連れの駐在の方々は特に必要不可欠な日本語で教えてくれる現地校や日本語の補習校・塾なんかも多いので住みやすさもかなり変わってきます。
治安の良さ
アメリカでは地域によって治安が大きく異なります。犯罪率が低い地域を選ぶことが重要です。
例えば、ワシントン州のシアトルやカリフォルニア州のアーバインは治安が良いとされています。
特に日本人が多く住むエリアは比較的治安の良いエリアになります。
教育環境
子供がいる場合は、教育環境も重要です。日本語補習校がある地域や、教育レベルが高い地域を選ぶと安心です。
日本文化へのアクセス
日本食レストランやスーパー、日本文化イベントが多い地域は、生活の中で日本を感じられるため、移住後のストレスを軽減できます。
食文化は本当に大きいと思います。やっぱり和食が恋しくなります。
現地の食べ物も確かに美味しい物もあるし品揃えも豊富ですが栄養満点の私達に馴染みのある和食を食べずにアメリカ生活をすると恐らく日本が恋しくなってしまうケースが多いと思います。
それ程、毎日の食事とは重要だということです。
気候
自分に合った気候の地域を選ぶことも大切です。例えば、カリフォルニア州は温暖な気候で人気があります。
カリフォルニアに住んでいる私から見ても故郷である東京よりも断然カリフォルニアの気候の方が断然暮らしやすいと感じています。
日本人の知人たちもカリフォルニアに住み続ける理由の一つとして「気候」を上げます。
カリフォルニアは一年中暖かく、冬でも雪が降ったり寒い日があまりありません。最近は特に温暖化の為、年中温かい過ごしやすい気温が続きます。
※カリフォルニアの雨季は主に1月~3月で一年間で雨が降っている日も体感では1ヶ月~2ヶ月程度しかありません。
日照時間も長いのでお子様がいるご家庭には更に過ごしやすく年中外遊びが出来ます。
また温かい温暖な気候の為日本にいる時みたいに風邪をほとんど引かなくなりました。
日本の様に湿度が高い訳でもなく梅雨もない晴天が続くカリフォルニアの気候は本当に住みやすいなと思う人気エリアの大きな理由の一つだと思います。
※春夏秋冬通してどんな野外アクティビティーが出来るかも住む場所の決め手のポイントとなるので気候や地形も調べると住みやすさが更に変わると思います。
ニューヨーク
例えば、ニューヨークの気候は年中冬で雪も降る為暖房が欠かせない生活となります。
アメリカは住む場所により、エアコンや暖房の必要性も変わってきます。
春: 最初は寒さが残っていますが、4月頃から暖かくなり始めます。日中は過ごしやすい気温になります。
夏: 暑く湿気が多いのが特徴です。気温は30°C前後まで上がる日もあります。
秋: カラッとした爽やかな気候です。気温も比較的穏やかではあります。
冬: 非常に寒く、気温が0°Cを下回ることが多いです。時には雪が積もりする日もあります。強い風や嵐も時折発生します。
テキサス
テキサス州の気候は地域によって異なりますが、全体的に温暖で暑い季節が長いのが特徴です。
夏: 非常に暑く、気温は30°Cを超えることが多いです。湿度が高い地域もあり、特にヒューストンなどでは蒸し暑さを感じることがあります。
冬: 比較的温暖で、気温は10°C前後が一般的です。ただし、北部では寒波が訪れることもあります。
春と秋: 快適な気候で、気温は20°C前後。春には雷雨が多く、秋は晴天の日が増えます。
地域ごとの特徴としては、ダラスやオースティンは乾燥した暑さがあり、ヒューストンは湿度が高いです。エル・パソなど西部は砂漠気候に近く、降水量が少ないです。
私達が住んでいたサンノゼよりも更に夏暑くなり、サンノゼはアパート暮らしの人が多いのに比べてテキサスは家の値段も安いので一軒家に住む人の割合も多くなります。
その為、夏場は家中をセントラルヒーターなどのACで涼しくさせる為にはエアコンが切れない生活となり1ヶ月で500ドル程かかったなどの話も報告されています。
生活コスト
住居費、食費、交通費、医療費などの生活費が、自分の収入や予算に合っているか。
私がサンノゼから新しい土地に引っ越した理由が生活コストでした。サンノゼも日本人に人気の高いエリアですが、シリコンバレーの一角である高級住宅街なので生活費が非常に高いです。
私の知り合いでも生活費の高さからサンノゼを離れた日本人を複数知っています。
今思い出しても何をするにも何から何まで物価が高いサンノゼの暮らしは本当に大変でした。
通勤や交通の利便性
職場や学校へのアクセスが良いか、また公共交通機関や道路網が充実しているか。
アメリカは車社会なので電車やバスを利用する人は殆ど居ないと思いますが、車社会だからこそ渋滞に巻き込まれるというトラブルが多発する地域が存在します。
私の旦那はサンノゼで仕事をしていましたが、クライアントがサンフランシスコに居る為時々サンフランシスコへ行かないといけませんでしたがサンフランシスコからサンノゼへ帰るフリーウェイは毎日渋滞。
渋滞がなければ30分程度で帰れる道のりを約2時間もかけて家まで帰る日もあったので職場や学校へのアクセスが良い場所を選ぶと生活がよりスムーズになります。
今はコロナ後でリモートワークを導入している会社も増えた為、以前の大渋滞も比較的収まっては来ているかと思いますがそれでもリモートを廃止する会社も年々増えているので交通渋滞が起きるか起きないか等は確認しておいた方が良いです。
: リアルタイムで更新される渋滞情報を基に、最適なルートを提案してくれるアプリです。周囲のドライバーからの情報を活用して、効率的な移動が可能です。
: 渋滞状況や通行止めの情報を確認できるほか、目的地までの所要時間やルート案内も提供してくれます。
: シアトルを含むワシントン州の道路交通情報を提供するサイトです。渋滞状況や道路工事の情報が詳しく掲載されています。
多様性と受容性
多文化が受け入れられる地域であるか、日本人を含む外国人が生活しやすい雰囲気があるか。日本人やアジア人差別がないか。
アメリカでは地域によって外国人差別の程度が異なりますが、特定の地域を挙げることは難しいです。
※差別の形態は歴史的背景や社会的要因によって異なりますが、内陸部や南部の一部地域では歴史的に人種差別が根強いとされることがあります。
また、アジア系やヒスパニック系の人々が差別を受けるケースも報告されています。
アメリカ人の知り合いに話を聞いたことがあるのですが今だに「アメリカ人がナンバーワン」だという古い偏った考えを持つ人々も多く存在することは事実です。
カリフォルニア州は比較的移民が多く、多様性を受け入れる文化が強いので私も10年以上暮らしてきましたが実際に差別や嫌な目に合ったことは一度もありません。
しかし都心部よりも田舎に住めば住むほど、ネイティブが多くなったりする事も多いので住む地域に多くの人種が住んでいるまたはアジア人が受け入れれられている文化があるのかどうかも重要なポイントになります。
震災が比較的少ない地域を選ぶ
アメリカでは、地域ごとに異なる自然災害が発生します。何処へ住んでも自然災害がない地域などは無い訳ですがどの様な災害が多いのかも確認してから住む場所を選ぶと良いかと思います。
ハリケーン: 主に東海岸やメキシコ湾沿岸で発生し、強風や豪雨、洪水を引き起こします。
竜巻: 特に「トルネード・アレイ」と呼ばれる中西部で頻繁に発生します。
山火事: カリフォルニアや西部の乾燥地帯で多発し、広範囲にわたる被害をもたらします。
地震: 特にカリフォルニア州が地震のリスクが高い地域として知られています。
洪水: ミシシッピ川流域や東部の沿岸地域で発生しやすいです。
干ばつ: 西部や南西部で深刻な水不足を引き起こすことがあります。
冬の嵐: 北部や中西部で雪や氷による被害が発生します。
アメリカで日本人が多い街
ハワイ州ホノルル
カリフォルニア州ロサンゼルス
カリフォルニア州サンフランシスコ
カリフォルニア州サンノゼ
ワシントン州シアトル
カリフォルニア州トーランス
カリフォルニア州ガーデナ
カリフォルニア州アーバイン
ワシントン州ベルビュー
カリフォルニア州サクラメント
上記の様な街に比較的日本人が多く住んでいます。
カリフォルニアは物価や生活費が特に高い地域として知られている為、近年テキサス州や別の州へ引っ越す人が近年増えています。
例えば、2020年には約105,000人のカリフォルニア州民がテキサスに移住したと報告されています。
テキサス州で日本人が多く住む街として知られているのは、ダラス近郊のプレイノ(Plano)やフリスコ(Frisco)です。
これらの地域は、北米トヨタの本社が移転してきたことや日系スーパーや日本食レストランが充実していることから、日本人コミュニティが形成されています。
それでもカリフォルニアから比べたらかなり田舎になる為日本人の数もまだそれほど多い訳では無さそうです。
特にプレイノは教育環境が良く、アジア系住民に人気があるようです。フリスコは比較的新しい街で、急速に発展しており住環境が整って来ています。
まとめ
結論から言うと、日本人が多い地域はやっぱり住みやすい。
日経の会社も多いし英語が話せなくても日本語が通じる場所や日本人コミュニティーがあったりします。
田舎田舎とあんだけ言い放っていたサンノゼですが意外と日本人が住んでいるエリアなのです(笑)。
住めば都という言葉がある通り、住んでみるとどの土地土地も魅力がありそこでしか味わえない生活があなたを待っています。
恐らく東京や大阪、名古屋など都心部から来た人からしたら何処に住んでも田舎と感じる地域がアメリカには多いと思います。
それでも現地に日本人や多くのアジア人が先住して下さったおかげで海外なのに日本と変わらない生活を送れる地域も比較的増えいます。本当にありがたい!
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少しでも役立つ記事になっていたら嬉しいです。
日本人が結構アメリカには住んでいるんだね!
海外の中ではやっぱりアメリカが一番日本人が多く住んでいる国みたいだよ!
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